中山真研究室|皇學館大学

鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部紀要人文科学・社会科学編第2号に論文が掲載されました

鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部紀要 人文科学・社会科学編 第2号が2019年3月29日に、鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部機関リポジトリ上で公開となり、中山の論文が下記の通り掲載されました。

中山 真・福田詩織 (2019). ソーシャルメディア上の投稿内容とサポート知覚の関連―投稿者の自尊心に着目して― 鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部紀要 人文科学・社会科学編, 2, 157-171.

要旨
本研究は,ソーシャルメディア上の投稿内容に着目し,低自尊心者・高自尊心者における投稿内容とソーシャルメディア上のサポート知覚との関連,さらには対面の対人関係への肯定的な変化を検討した。まず,分散分析の結果,自尊心による差異は見られなかったが,表面的な内容の投稿と深い自己開示としての投稿の双方の投稿頻度が高い場合に,最もサポート知覚が高かった。また,パス解析を行い,低自尊心者・高自尊心者ともに,ソーシャルメディア上のサポートが,対面の対人関係の肯定的変化に正の影響を与えていた。ただし,肯定的な変化の度合いは,低自尊心者は高自尊心者よりも弱かった。最後に,これらの結果を踏まえたソーシャルメディアの利用についての示唆を論じた。

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